第6章 【黒バス】 青峰大輝
*楓side*
ウィンターカップ初戦。
桐皇の選手も全力を出し切って戦った。
けど、テツヤくんのいる誠凛に負けてしまった…。
今日の試合中に大ちゃんが昔のように笑っていた気がした…。
『気のせい…だよね…きっと…。』
会場からの帰り道、たまたま大ちゃんと一緒になった。
すごく気まづい。
でも、今日の試合のことは触れられないし…。
そんなことを考えていたうちに別れ道へ。
またねっと言おうとしたら、大ちゃんから
「なぁ、楓…。明日、買い物付き合ってくれね?新しい練習着欲しくてよ。」
私は一瞬戸惑ったが
『うん。わかった。』
「早く、バスケしてぇな…。」
『ぇ…、大ちゃん…?』
あれは気のせいじゃなかった?