第6章 【黒バス】 青峰大輝
*楓side*
大ちゃんと別れてからはさつきやキャプテンの今吉さんが気を使ってくれた。
そのおかげもあって、部活にいる間は大ちゃんとのことを考えずに済んだ。
ただ、家に帰って1人になると涙が止まらなかった…。
『大ちゃん…。私はまだ、こんなに好きだよっ…。』
私は画面の中の写真の大ちゃんにそっと呟いた…。
ピロン
その時スマホにメッセージが入った。
キャプテンの今吉さんからだった。
一瞬大ちゃんかななんて思ってしまった…。
もう大ちゃんからメッセージが来ることは無いのに…。
“明日からのウィンターカップ頼むな〜!わし、楓ちゃんおるから頑張れるんやで〜。よろしゅう頼んます!”
私を励ますために、今までは試合前に送ってこなかったメッセージをわざわざ送ってくれてる、今吉さんは優しいな…なんて思いながら、もちろん!今吉さんたちも、コートでしっかり頑張ってください。とメッセージを送った。