第19章 守りたい日常
カカシside
宙を舞う花びらと共に、彼女の背中を眺める
毎日が夢のように輝いていて
彼女の笑顔を見るたびに自分は彼女に惹かれている
「…もう。オレの返事も聞かずに行くんだから。」
オレも、楓が大好きだよ。
また数日後、一週間後には会えるだろう。
その時たくさん伝えよう。
オムライスも、美味しかったな。
次帰ってきたらまた作ろう
何を書こうか、何を書いたらまたあの笑顔が見れるのか
手のひらに花びらが落ちる
淡いピンクのその花びらは、
いつもあの日を思い出させる。
太陽の光に照らされ透き通った瞳がオレを掴んで離さなかった。
それは今も。
はたけカカシができる事を
木の葉の里を守るため…大切な人を守るために今オレができる最大のことをしよう。
一式の道具を持ってオレは戦争にまつわる会合へ足を運んだ