第9章 新しい玩具
新しいオモチャを見つけるために、ハンター試験を受ける事にした。
それに、ハンターライセンスを持っていれば色々と便利だ。
後は、この遊園地でピエロを見つければ会場へ辿り着ける。
多くの人で賑わっているため、目的のピエロを探し出すのも一苦労。
辺りを見渡していると、不意に腕を掴まれた。
「ワンダーランドはどこですか?」
あぁ……ボクをピエロと間違えたのか。
という事は、このコも受験生か。
「おやおや、キミもワンダーランドを探しているのかい?♦︎」
「は、はい……」
至って普通に喋りかけたつもりだったけど、警戒されちゃった❤︎
念能力者じゃないけど、なかなかいいオーラを出している。
これは期待できるかもしれない♦︎
「実はボクも探していたんだ。 これも何かの縁さ、一緒にさがそうか♣︎」
凄く嫌そうな顔をしていたが、承諾してくれた。
断られても付いていくつもりだったが……
せっかく見つけた新しいオモチャ候補、ボクの青い果実になる得るかを見極めるために側に置いておきたい。
ボクは人見知りだけど、仲良くなるために何か会話をしよう。
彼女はボクをピエロと間違えたのを気にしているようだから、仲良くなるための第一歩として、気にしていない事を伝えようか♣︎
「キミ、ボクの事をピエロだと思ったのかい?」
「すみません!」
「いいよ。 気にしてないから❤︎」
笑みと共に答える。
これで第一印象はバッチリ❤︎