第16章 観戦×デ×発展
「__ッ! ___!」
「…んん……」
「ニーナ! 椅子なんかで寝てたら首を痛めるぞ」
ん?この声は____
「エッダ姉様! お帰りなさい!」
「ただいま」
姉様の思っていたよりも早い帰宅に驚いたが、それ以上に嬉しかった。
どうやら昨日はこのまま談話室で寝てしまったらしい。
「……にしても驚いたよ。もう寝てる間でも纏が使えるようになったのか」
「え?」
半信半疑で手を目の前にかざすと、
「纏が、解けてない!」
やった! 遂に出来た!
昨日の試合が良い刺激になったのかもしれない。 認めたくないが。
姉様が用意してくれた朝食を食べながら昨日までの出来事を報告する。
アマゾネスはひとりも来ていないこと。
ヒソカと遭遇して観戦チケットを貰ったこと。 などなど。
「留守番ありがとう。ヒソカとのことが気になるが、今のところ実害もないからもう暫く様子を見るか……それと、修行の次のステップへ進まないとな」
あ、そうか……
寝ながら纏が使えるようになるという目標は達成出来たんだ!
「はい!」
この調子で次の修行も頑張るぞ!!