第10章 お見合いをぶち壊せ!
オマケ
「お嬢様、良かったのですか?
勇作さんとの結婚を諦めて」
「ええ。
私、気がついてしまったの………。
いい男の隣にはいい男がお似合いな事に………!!
あぁ………。
この気持ちをどう表現すればいいのかしらっ!!
もどかしいっ!!」
金子 花枝子はその後、財界の大物と浮名を流し『女帝』とまで言われるが日露戦争では婦人会で帰国する傷病兵たちの看護や戦争未亡人への援助に尽力したその裏で創作活動(主に男同士の色恋)に精を出していた。
そして女学生の間でと杉元のキスシーンの姿絵が流行り、それを知った大和が謎の嫉妬をしてしばらくに引っ付いて行動していたりする。