第8章 両頬に黒子がある奴がモブなわけがない!!
月島と宇佐美を下がらせた今、部屋には鶴見1人だ。
「あぁ………。
君を知れば知るほど君が欲しくなるよ………。
早く私の部下にならないかなぁ」
鶴見は月島が買ってきた団子をベロリと舐めた。
数日後。
は大和と陸士の訓練が終わり、帰宅している途中だった。
(あれ?
月島軍曹だ。
今日も鶴見中尉からのおつかいかな?)
偶然月島を見つけた。
そして、その月島の隣にもう1人軍服を着た男がいることに気がついた。
(誰だろう?
ま、まさか死亡フラグ(尾形)!?)
尾形だったら月島に見つからないように隠れようと思っていたが、月島の隣に居たのは尾形ではなく、宇佐美だった。
(…………あれ?
あの人………甘味処で暴れた人??
何でそんな人と月島軍曹が一緒にいるの…………???)
は自分の見間違いかと思い目を閉じて深呼吸をし、もう一度、月島の隣にいる宇佐美を凝視した。
(…………やっぱり甘味処で暴れた人だ。
え??
軍服を着て月島軍曹と一緒にいるってことはあの人も第7師団ってこと??
………………お願いだからモブであって欲しい)
の知っている原作知識は途中までなので自分が知らない内に原作キャラと絡んでいたら大変だと思ったは思わず天に祈った。
(でも月島軍曹があの時、私を助けてくれたって思ったけど同僚を止める為でもあったのかぁ…………)
少し複雑な気持ちになっただった。