第13章 のんでのまれ
段々気持ちよくなるとどっちかというと私が紅郎くんにせがんでる気もする。思い出すだけで恥ずかしくなってきた…
「とりあえず、やれる時にやってる感じかな?」
「あやちゃん、すごいなぁ…なんかコツとかあるの?」
「わ、私のことはいいから…!」
な、なんとかして話を変えないと…!
「実際のところ、あやちゃんはどうやってセックスお誘いしてるの?」
「え、いや、その…お誘いっていうか…た、たまにお風呂一緒の時に雰囲気でというか…」
「お風呂も一緒…す、すごい…」
「す、すごくないよ…その、帰る時間一緒の時くらいだし…私も、シャンプーの練習とか付き合ってもらってるから…」
「なるほど…」
「う、頷かなくていいから…!」
つい聞かれて応えちゃったけど、なんか私思い返せば思い返すほど恥ずかしいことしかしてないんじゃ…
「私はお風呂で誘ったことあるけど、ベッドでちゃんとしたいって断られちゃったな…」
「そ、そうなの?」
「うん…」
「た、たしかにお風呂で逆上せちゃうかもだしね。さすがヒーロー?」
「そ、それに、千秋くん、すごく綺麗でドキドキしちゃう」
顔を赤くしながら話す美咲ちゃんが、なんだか色っぽくてこっちまでドキドキしちゃいそうだ。
「……私、なずなくんに抱き着いちゃうからあんまり顔見てないかも…」
「で、でも、気持ちいいとくっついちゃうよ!」
「そうだよっ、離れたくなくて、もっとくっつきたくなる!」
ここで3人の意見が揃うと嬉しくなって、色々と話が盛り上がっていってしまった。