第7章 病は気から
「あ、と…」
「すぐに戻るから大丈夫だよ」
汗で濡れた髪を撫でながら言うと、握られた手はゆっくり離された。
「ちょっとだけ待っててね」
部屋を出て、少し急いでお粥を温めた。だって、あんなに寂しそうな顔で止められたのは初めてだったからなんだかすぐ戻らないといけない気になってしまった。あのまま一緒にいてあげたくなりそうだった。でも、処方された薬は食後服用のものだったから元気になってもらうためにはいたしかたなかった。
「お待たせ」
「はぁ…悪ぃ、なんか寝ぼけてた…」
「大丈夫だよ。さ、食べて薬飲もう」
「そうだな」
お昼ご飯を持ってきて、2人で食べた。食欲はあったみたいで、紅郎くんはお粥も蒸し鶏も完食して薬を飲んだ。
「ご馳走様。美味かった」
「お口にあってよかった」
「なぁ、あや…」
「なに?」
「あー…なんだ…その…」
食器を片付けに行こうとして、呼ばれたから紅郎くんを見たら言いづらそうに唸りながら言葉を並べていた。
「どうかした?」
「…食べたい」
「おかわり?」
「じゃなくて…あやが食いてぇ…」
「え…でも、風邪悪化しない?」
「いや、動いて汗かいた方が多分楽になると思う」
「でも…」
「心配してくれてんのはわかる。わかるんだけどよ…」
そんな辛そうな表情で言われてしまったら私は断れない。それにそんなことを言いながら紅郎くんは私を抱き寄せて手を這わせている。服の中にまで潜り込んで…
「すげぇ食いたいんだよ…」
「はぅ…あ、ずるぃ…」
「もう我慢できねぇ…」
服の中で胸や下のあそこを弄られ、首元を舐められてしまうともう私に抵抗する力はなかった。紅郎くんの服にしがみつくのでやっとだった。
「はぁ…あんっ、あぁ…」
「……」
「あ…? ひやぁあっ、あ、あぁっ」
いきなり布団の上に寝かされて、服を全部脱がされて脚を開かされると間に顔を入れてあそこを舐められて、吸われた。快感でシーツとか掴めなくて、手を握りこんで快感に耐えるしかできなかった。
「はぁぁっ、や、れちゃ、れちゃうっ」
「ん…」
「あぁぁぁっ」
あそこの中に舌を押し込まれたり、舐められたり、指を入れられたりして、もう疼きに耐えられなくて私はいってしまった。