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君が光に変えていく

第1章 邂逅。


話が決まれば早かった。
「ではこの部屋を使ってください。基本的にパソコンはリビングに、文字が分からなかったり、扱いが分からない場合は私に聞いてくださいな。カタカナとひらがな程度であれば50音表を後で作っておきますのでシャルナークさんには取り敢えずそれをお渡ししておきます。漢字が多いのであまり意味はなさないかも知れませんが、ないよりはましだと思いますし。ご飯は1日3食、大体朝はあまりいないので朝ごはんは冷蔵庫の物を適当にとって頂く形になります。あとお風呂はお好きにどうぞ、洗濯物は入れて置いてください。洋服も1人1万円以内なら無断で注文していただいて結構です。」
と、話し終わると、2人は素直に頷いてくれた。
幸いここは田舎なので外に出ても若い子なんてあまりいない、だから少しの変装で2人の事は誤魔化すことが出来るだろう。
田舎でよかったぁ..
「あと基本的にリビングにある物などは物色して大丈夫です、本棚の本も自由に読んでくださいな」
そう言った瞬間、心做しか団長の目が輝いた気がした
それじゃあ、朝ごはんにしましょうか、少し待っててくださいね、と朝の支度を始める。
シャルは携帯をいじってみたり、テレビを付けてみたりしている。
団長は...本を読んでいた。
ちょっと微笑ましくなりつつ朝ごはんの準備をする
「ハムエッグとトーストにサラダを添えてと、よーし出来た。飲み物は何がいいですか?オレンジジュースとコーヒーと牛乳と紅茶がありますけど」
シャルナークは携帯をポケットに入れ、団長は本を閉じてこちらを見て答える
「うーん、僕は紅茶かなぁ。ストレートで」
「コーヒー、ブラックで頼む」
紅茶のストレートに..ブラックコーヒー..っと
「了解です。ではもうちょっと待ってくださいね」
沸かしておいたお湯で、コーヒー豆を出してブレンドする、いい香りが漂った所で紅茶のパックをカップに入れて、お湯を注ぐ。私も紅茶かなぁ...
「はい、出来ました。簡単なものだけど許してくださいね?」
..というか、今からシャルナークとクロロとかいう超大物ズにご飯食べられるのか、うわーきんちょーするー!食戟のソーマぁぁぁって関係ないか
「いただきまーす」
と私が言うと、2人もいただきます。と手をつける。不躾だとは思うがどうしても目がいってしまうのは許して欲しい
「ん、美味しい!」
シャルナークが呟く
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