第2章 いくら、まーくん相手でも…【R18凛月・真緒】
凛月said
クールに読書をする隣の席の女の子は、俺の彼女の雪奈。
可愛くて、気遣いも出来て、頭も良い…
そんな、自慢の彼女。
でも最近は、少し悩みがある。
凛月「雪奈〜。膝枕して〜。」
雪奈「授業あるでしょう?やるなら、昼休みにして?」
と、お決まりの台詞。
いつもそう。たまには甘えさせてよ。
…でも悩んでるのはこれじゃない。
凛月「今がいい。授業は、いつも通りさぼる。」
雪奈「はぁ…真緒くん。」
真緒「凛〜月〜!雪奈が困ってるだろ?あと、平然とさぼる宣言すんなよ。」
雪奈「真緒くん、ありがと。流石、頼れるね☆」
と、雪奈、本日初の笑顔を見せる。
まーくんも頼られて嬉しそう。
そう、これが俺の悩み。
”雪奈がまーくんばっかり頼る事”
雪奈はしっかり者だから、人を頼るのが得意じゃない。
はずなのに…まーくんには頼る。甘える。