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残酷で美しき世界の中で

第41章 昔話


「ヒッ…いやぁぁぁぁ!」

逃げようとするヒストリアの母親は黒い服を着た男達に捕まえられる

「困りますな、レイス教。この様な真似は御容赦頂きたい。ウォール・マリアが破られた事で不安に思いましたか?」

怯える母親にヒストリアはお母さんと声を出す

「違う!私はこの子の母親ではありません!私とは何の関係もありません!」

それを聞いたヒストリアは静かに母親を見つめる

「ほぉ?それは本当ですか?レイス教。この女もその子も何の関係もないと…?」

ロッドは静かにヒストリアの手を離す

ロッド「はぁー…仕方ない。この2人は私と何の関係もない」

「やはりそうでしたか」

再び母親はヒッと小さな悲鳴を上げる
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