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残酷で美しき世界の中で

第41章 昔話


そしてヒストリアの母親は地面に座らされる

「何…?何を?」

「お前は存在しなかった。屋敷に勤めていたこともない。誰もお前の事など知らない」

キラリと光る刃物にヒストリアの母親は目に涙を浮かばせる

「そっそんな…!旦那様!話が違うではありませんか!」

ヒストリア「お…おか…お母さん…」

ヒストリアは母親の元へ近付こうする

「お前さえ…お前さえ産まなければ…!」

そう言うとヒストリアの母親はスパンと喉元を斬られ死んだ
ヒストリアは持っていた本を落とした

ヒストリア「それが母の最後の言葉でした」

幼いヒストリアにもシャキンッと刃が向けられる
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