第3章 満月の夜(高杉夢)
その頃、は潜入捜索の為の準備が終わり、
鬼兵隊の船へと向かっていた。
上手く潜入出来なければ、将軍様の命も危うくなる。
見張りが交代する時を見計らい屋根裏部へと潜り込む。
見張りは表側に男2人、裏口にも男2人
今晩は月が綺麗にでるらしいと、前から報道されていた為か鬼兵隊の船内もその話題で盛り上がっていた。
「皆かなり浮き足立っているみたい。…これなら高杉の元へ向かっても平気かな?」
高杉の居室は船の一番奥にあると調査済みだ。
側近達の姿も見えない。今のタイミング逃せば、もう好機は無い!
屋根部分から廊下部分へと移動し、中の気配を探る
よし、気配なし。
高杉が部屋に居ないうちに部屋で隠れて夜を待とう。
そう思い部屋の襖をそっと開けて忍び込んだ
チャキッ…
「…ククッ…お前さん、誰の差し金だ?」
背後を取られ、短刀を突きつけられてしまった。