《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第3章 アロマオイルに溶かされて
「ゆめ、動くぞ? ベッドから落ちるなよ?」
こくんと頷くと、霊幻さんは律動を開始した。指とはまた違い、太く硬い肉棒がしっかりと私の中を擦る。
「ぁんっ、ァアアッ、んぅ……ンッ、んんッぁあああっ」
「くっ……」
動きに合わせて、霊幻さんの荒い息づかい。いつもは冷静で何があっても顔色ひとつ変えない彼が、私の身体で呼吸を乱している。そう思うだけで胸がきゅんと熱くなる。
「霊幻さんっ……あんっ……好きっ……!」
ベッドについた腕に力が入る。ギシギシとベッドの音が部屋に響く。
「っ……俺もだよ……好きだ……っ、ゆめのことが……」
もっと言って、霊幻さん。
喘ぎながらふと顔を上げる。テーブルの上の鏡が目に入った。オイルまみれでいやらしく腰をくねらせる自分の姿。そして、そのうしろにちらりと映る霊幻さん。気持ちよさそうに顔を歪めている。
感じてるんだ、霊幻さんも。
「んっ、んぁあっ、ぁあんっ、ンッ……んぅ……」
薄暗い部屋でアロマの香りに包まれながら、大好きな彼と繋がる。なんて幸せなんだろう。満ち足りた気分。
「ぐっ……! おい、ゆめっ! イクぞっ……!」
激しく打ち付けながら霊幻さんが私の腰を掴んだ。
「ぁんっ! ぁあ゛っ、きてっ……!」
巧みな抽送。腰を使いながら確実に私の中を責める彼。汗がしたたり落ちる。手のひらまで濡れて滑りそうになる。
「ぐぅううっ〜〜〜〜〜〜!」
呻き声が聞こえ、ぐっと腰を押し付けられる。私の中で霊幻さんのものがビクビクと痙攣し、果てるのがわかった。
「っ……」
ゆっくりと引き抜かれ、ベッドに崩れ落ちる。甘い余韻に浸りながら、なんとか仰向けになると霊幻さんが優しくキスをしてくれた。
「ありがとな……」
「うん……私も……」
舌を絡ませ、うっとりと抱き合う。霊幻さんのワイシャツがオイルでみるみる濡れていく。気にするそぶりもなく、ゆっくりと私の髪をかきあげる彼。汚れたワイシャツをそっと脱がせてあげる。
「ゆめ、もう一回……」
また唇が重ねり、私たちは絡み合いながらベッドに沈んだ。