第8章 *ふたりside尾形
アリスの髪を撫でてキスする。
舌を入れ、口の中をかき回す。
上顎を舐めてやると、蕩けそうな顔をして首に手を回してきた。ここが好きなのか。覚えておこう。
こいつは謎が多い女だ。
何も聞かないからかもしれないが、俺はアリスの歳すら知らない。
身体が手に入れば何か変わるだろうか。
キスをしながら服を脱がせると、真っ白な肌が現れた。
自分だけ裸なのは恥ずかしいから俺にも脱げと言ってきた。俺の裸なんぞ見慣れてるくせに。
アリスの肌がキラキラしていて眩しい。
胸はあまり大きくはないが形がいい。乳首も見たことないような薄紅色だ。
手を伸ばして触れると大きな声を上げた。
…なんて敏感な身体だ。まだまだ序盤だが濃厚な夜になりそうだと思った。