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お気に入り 【黒執事】

第4章 少しの間


「話がある。僕の部屋に来い。」

「え……わ、わかりました…。」(何かやらかした!?遊びすぎとか!?いくら仕事がないから…って…。)


嫌なことばかりが頭をよぎる。でも、考えても仕方がない。シエルの部屋に向かった。


「ど、どのようなお話でしょうか…?」


苦笑いを浮かべてしまう。


「お前は、何も気づいていないしわかっていない!」

「な、何がでしょうか?」

「僕の気持ちにだ!」

「…?」(どういうこと…?)


そう思いながらも、シエルの話を聞いた。


「はぁ…なんでもない…。とにかく、お前は好かれやすいんだ。気をつけろ。」

「は、はい…。」


なんのことだがさっぱりわからない。私が好かれる?


「話は終わりだ。」

「は、はい。失礼します。」


私はシエルの部屋を出た。


「…?」(なんだったんだろう…。)


シエルが何を考えているのかわからない。そう思いながらも、街に出かけた。


「…」


もちろん、行く場所は決まっている。葬儀屋に着いた。


「アンダーテイカー…。」


昨日入ったのに、未だに慣れない。


「おやおや…待ってたよ。」

「!…」


後ろから抱きしめられた。


「び、ビックリした…。」

「ヒヒヒッ…ごめんねぇ?」

「あの……調べてもらいたい人がいて…。」

「ん~?いいよぉ、でも、小生におくれよ。極上の笑いをさぁ…!」

「…はぁ…帰る。」


少し拗ねてみた。


「酷いじゃないかぁ。情報を提供するにはそれなりのモノを貰わないと。」
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