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【降谷零・安室透】そばにいさせて《ゼロの執行人編》

第2章 ゼロの執行人


「君のおかげで、日本を貶めるテロリストを逮捕できた」
「いつ、テロだと思ったの?」
「君の推理どおりだ。あの日、国際会議場を点検中に相沢がガス栓にネットでアクセスできることに気がついた。それを使った爆破テロの可能性を考え、公安鑑識に指示をしようとしていた時、爆発に巻き込まれた。だが、現場の状況から事故で処理される可能性もあった」
「それで容疑者を作ったんだね」
「その容疑者をできるだけ早く警察から、公安の言いなりになる公安検察に移したかった」
「だから境子先生を弁護士として送り込み、事故の線を潰したところで小五郎のおじさんを解放した」
「すごいね、君は。全ての謎を解く」
降谷は心底驚き、恐れ入ったと言わんばかりに両腕を上げた。
「いや。まだ解けてない謎がある。それは……」
「ケータイ」
降谷がコナンの言葉を遮り指を指す。
「さっきからずっと光ってるよ」
コナンがスマホを見ると蘭からの着信が入っており、伝言メモも入っている。コナンは降谷から離れて耳にスマホを当てて伝言メッセージを聞いた。
降谷にも電話がかかりすぐさま出る。
「何!?カプセルが!?」
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