Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第8章 Desire
「なら・・・横に座って一緒に膝に掛けましょう。お互いの体も温まるし・・・マネージャーが宜しかったらの話ですが」
「・・・積極的だな、襲われても文句は言えないぞ」
「う・・・と、とにかくマネージャーが風邪を引いてしまったら私が申し訳ないので・・・!」
その言葉に、半ば強引に結衣の腕を引っ張り、自分の足の間に座らせて向かい合わせで抱き締めた。
「ひ、ちょ・・・マネージャー・・・!?」
「どうせ引っ付くんだ、いいだろう。ライナーには黙っておくし、君が話さなければいい」
エルヴィンはわざと耳元で静かに話せば、結衣は小さな声を漏らし、そしてその身体は意図せず揺れた。
ハッとして結衣が息を止めた。
エルヴィンの耳に届いた、結衣の小さな隙のある声は、エルヴィンがずっと隠してきた結衣への欲望を昂らせた。
エルヴィンは結衣の首元に頭を埋める。
「や、待って下さい、マネージャー、落ち着いて下さ・・・ん・・・っ!?」
結衣の言葉は、エルヴィンの唇で塞がれた。
身体を押すが、全く微動だにしない。
エルヴィンの熱い舌が口内に侵入し、結衣の中を味わうように蠢く。
結衣は必死に抵抗し、エルヴィンが少しだけ離れた。