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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第12章 作戦会議


「あっ」

「瑠衣どうした?」

「社会の教科書忘れた…さつきに借りてくる!」

「ほいよー」


ポッキーを食べながらテキトーに返事をした真雪に苦笑する。

さっきまで爆睡してたから、まだ半分寝てるな?
真雪がテキトーな返事をするのは寝ぼけてる時くらいだ。


「真雪、次マッキーの授業だから寝ないようにね」

「いやー!マッキー来ないでぇぇ…」


数学の牧原先生、通称マッキー。

授業を聞いていない生徒に膨大な宿題を与えることで有名な先生である。

真雪も今まで何回も宿題の刑を受けているのに、馬鹿なのかわざとなのか毎回寝ている。


「起きろー」

「いたっ!?」


じたばたする真雪にデコピンをお見舞いして、さつきのクラスへ向かった。

6組の近くに来ると、何故かいつものメンツが勢揃いしていた。


「あれ、何で集合してんの?」

「うわあ!?瑠衣っち!?」

「な、何故いるのだよ!お前のクラスは2組なのだよ!」

「知ってるわ!いや、さつきに社会の教科書借りに…」

「桃井さん、社会の教科書を」

「はいっ!今すぐ!」


光速で教室の中に消えていったさつきは3秒と経たない内に戻ってきた。


「さつき早ッ!」

「はいコレ!あっ瑠衣もうすぐチャイムなっちゃう!教室戻んないとだよ!」

「ああっ!大変っス!紫原っち戻るっス!」

「瑠衣ちんも行くよ~」

「えっ?ちょ、なに?」


何かみんなの行動が不自然なんですけど…!?
私の誕生日…じゃないし。
私に隠し事…はショックだなぁ…。


「ハァ…」

「何で溜息吐いてるんですか?」

「おおぅ、それを聞くのか黒子くん」

「意味不明なのだよ」

「君たちに言われたくないね!?」


もー気になる!

みんないきなり何なの!?
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