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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第12章 作戦会議


「と、言うことで大輝」

「いや、どういうことだよ」


マッキーの授業が終わった直後、大輝の元へ飛んできた。
勿論、みんなの態度がおかしい理由を探るためだ。

ちなみに真雪は、案の定爆睡したため宿題の刑が執行された。
やっぱ馬鹿だあの子。


「なんかみんなの様子がおかしいんだけどさ、理由知らない?」

「あ?みんなって誰だよ」

「さつきとか黄瀬とかだよ。いつものメンツ!」


その言葉を聞いた途端、大輝は顔をしかめさせ、「アイツらヘタクソすぎんだろ…」と呟いた。


「え…大輝は理由知ってるの?」

「あー…まあ、一応な…」

「教えて!」

「それは無理だろ」

「何で!?」


バッサリと断られ、ショックを受ける。
1人だけ知らないだなんて、気分は良くない。

こういう疎外感を感じることが好きな人なんていないだろうけど、私は苦手だ。

昔のあの一件からは、特に。


私の落ち込んだ様子を見て、大輝は焦ったようで、しどろもどろになりながら説明し出した。


「あー…その、…あ!そろそろクリスマスだろ!?」

「まだ11月になったばっかだよ」

「…"もう"だろ!だから、…クリスマスパーティーやるって話になって!」

「パーティーやるの?」

「おう。それで、お前誕生日イブだろ?だから一緒に祝うってアイツら張り切ってんだよ」

「そうなんだぁ…」


そっか…誕生日はまだ先だけど、それなら納得できる。
こんな早くから計画たててくれてるなんて嬉しいなぁ…!


「アイツらには言うなよ?俺が怒られちまう」

「うん分かった!教えてくれてありがとう」













上機嫌でクラスに戻っていった瑠衣を見送り、青峰はハア…と一息吐いた。


「焦った…」


よく頑張った俺。
ここ最近で一番頭使った。
俺が考えたにしては最高の出来だ。


言い出しっぺの俺がボロ出すわけにはいかねーからな…。
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