第5章 名前の無い花魁
『美奈子さん』
美「おや、珍しいメンツもあるもんだね…何の用だい?」
『この子に新しい名前ができたの』
美「新しい名前?そうか、この子は名前がなかったねぇ」
夢「私の名前は夢姫、莉奈が付けてくれた」
夢姫は嬉しそうに言い、莉奈を見る
莉奈は笑顔で返す
美「夢姫…お前さん、今までとは違うオーラが出てるなぁ、なんか明るくなってる」
夢「本当ですか?何か嬉しいです」
その後は少し話をして三人は別れた
自分の部屋に戻れば、見知らぬ手紙が二つあった。どちらにも莉奈へ…と書かれていた
白い封筒と茶色い封筒に入れられていた