第1章 憂鬱王子はキスをくれない.
黒尾さんは再び上になり覆いかぶさった
遂に私のナカに彼のモノが入ってくるのか
あんな大きいモノが果たして入るのかな?
「 力抜いとけよ 」
入り口にグッと押し当てて一気に入ってきた
てっきり痛みが襲ってくると思っていたが
拍子抜けしてしまいそうなくらい痛みは無い
むしろ気持ち良い部分にダイレクトに当たり
腰を動かされる度に私の体は熱を持っていた
「 んふっ … あぁ 気持ちいぃ … かも 」
気持ち良さに悶えていると腰の動きは早まる
黒尾さんの顔を見ると真っ直ぐ私を見ている
私の反応を全て逃さない様に見ているみたい
彼の瞳にまるで吸い込まれていきそうだった
「 俺にどうされたい? 」
「 あっ … んっ 分かんないっ 」
「 じゃあこれは? 」
黒尾さんはそう言うと首筋に噛み付いた
突如 現れた痛みに私の顔は醜い程に歪んだ
甘噛みなんて甘いものなんかじゃなかった
「 お … 今締まったな 嫌いじゃねぇんだ 」
痛いはずなのに私の体は興奮している様だ
おかしいな … 決して気持ちよくは無いのに
黒尾さんは私の体が反応した事をいい事に
これ見よがしに至るところに噛み付いていく
「 痛っ … ぃ 」
「 そう言う割にいちいち締め付けてんなァ 」
彼はどうやら噛みつきグセがあるらしい
そして私の体もそれが嫌では無いらしい
子宮の中を激しく突かれる気持ち良さと
噛み付かれる事で感じる痛みが混ざり合って
私はゆっくりと淫らに快楽へと溺れていった