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きみに届けるセレナーデ 《気象系BL》

第10章 別れの曲


俺たちの生活も少しだけ変化した。

以前は、当番制だった後片付けを一緒にやるようになり
終わってから、ふたりで風呂に入るようになった。

「あ、やだっ…智、当たってる…」

「うん、知ってる。わざとだもん」

翔を後ろから抱きしめるように湯船に浸かると、自然にムクムクっと勃ちあがってくる俺の中心…

それを翔の背中にグイと押し付けた。

「昨日したばっかだよ?」

翔が首だけ振り返り俺を見る。

「昨日は昨日、今日は今日だろ?」

「そうだけど…」

「なに?翔はしたくないの?」

そう聞くと頬を赤らめるんだから、わかりやすい。

「嫌ならいいよ…今日はおとなしく寝るから」

「えっ、嫌なんて言ってないよ?
ただするのか確認しただけじゃん」

「そうか?嫌そうに聞こえたけど?
無理に相手してくれなくていいよ」

「無理なんてしてないっ。俺も智としたいっ」

翔は躰ごと勢いよく振り返った。

「うん、知ってるよ」

「え?あっ、や、んっ…」

入口に指を這わせるだけで、ビクビクと震え出すイヤらしい翔の躰…
まぁ、俺がそう育てたんだけど。

「んっ、さとしぃっ…」

「なんだ?」

少しだけ入れた指をすぐに引き抜いた。

「あっ、やっ!意地悪」

「へぇ~、心外…俺って翔に意地悪だと思われてたんだ」

今度は指をナカには入れずに、入口付近をグルグルと撫で回した。

「あっ、もぉ、やぁっ…意地悪しないでよ…」

その焦れた時の色っぽい表情が見たくて、意地悪してるって言ったら怒られるかな…
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