第6章 第三夜
「チッ…」
奏の言葉に舌打ちしたあと大人しくする
「奏大丈夫か!?」
「あ、圭斗。無事だよ」
後からやってきたのは圭斗だ
圭斗の後ろには悠太の姿もあった
「篠原くんも一緒だったんだ」
「圭斗から連絡があったからな」
「あ、二人ともありがとうございます」
「おぅ。華澄ちゃんたちも無事か」
「ご覧の通りよ」
圭斗の言葉に華澄がため息をついて言う
そんなこんなしている間に他のジャッジメントの人たちが到着する
「お疲れさまです」
「ん。はい、犯人」
奏が犯人の身柄をジャッジメントに引き渡す
犯人を車を乗せるとすぐに立ち去る
「奏さんたちも協力ありがとうございます」
「これも仕事のうちだしね」
「…そういえば、咲哉くんの隣にいる子。見たことない子だね」
「あ…水瀬要って言います」
要はお辞儀をする
咲哉があれこれみんなに説明する
「なるほどな。通り魔を捕まえるのが初仕事ってわけか」
「はい…。でも水城さんが捕まえてくれて…」
「おかげで仕事が早く片付きました」
咲哉と要は奏にお礼を言う
「別にお礼なんていらないって」