第5章 第二夜
―――――数日後
あれから良く悠太も顔を出すようになりいろいろと仲良く(?)なった四人
「ふぁ…どうも…」
あくびしながら入ってきたのだ圭斗だ
奏、華澄、悠太はすでに来ていた
この間まで不在だった洸とマナは今日は居た
「あ、洸さんたち戻ったんすね」
「久しぶりだな。圭斗」
「はい、久しぶりです」
全員に短い挨拶を終えると特にすることなく自由にそれでもを過ごす
すると、何か思い出したように奏がマナに声を掛ける
「マナ、咲哉くんは?」
「咲哉?ジャッジメントが最近忙しいみたいよ。毎日のように巡回してるからね」
「だから最近見ないのか」
(……咲哉?)
聞き慣れない名前に悠太は思わず聞き返す
「あの…マナさん、咲哉って?」
「あ、そっか。篠原くんは名前だけ聞いてもわからないわよね」
奏と華澄が交互に話す
「咲哉くんはマナの弟であたしたちの一つ下の子。普段はジャッジメントにいるけどMEEOと兼任してるからたまに顔を出すんだけどね」
「へぇ…マナさんの…。ずいぶん年の離れた弟ですね」
「まぁね」