第9章 光と影、そして闇
終綴たちがゴールしてかなりの時間が経ち、予選は終了した。
予選通過は42人らしい。
驚いたことにA組は全員その中に入っており、全員が通過できたようだ。
───A組が有望株ばっかりっていうのは、あながち間違いじゃないってことなのかな?
「次からいよいよ本戦よ!!
ここからは取材陣も白熱してくるわよ!」
───注意しなきゃ。
ミッドナイトの言葉に、改めて終綴は気を引き締める。
「さーて第2種目!!
競技は…………コレよ!!!!」
ばん、と発表されたのは「騎馬戦」。
個人競技でないことにどよめきが起こるが、終綴はフムと考え込む。
───チーム組むことになりそうだ。
───誰と組むのがいいかな…
───轟と爆豪は絶対私とは組まないだろうけど…
───他クラスと組む可能性は、限りなく低い。
「先ほどの結果にしたがい、各自にポイントが振り当てられるわ!」
ポイントが発表されていく中、終綴はよし、と心を決めた。