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水面下の梟【ヒロアカ】

第11章 忍び寄った影は消える



「じゃあ俺らこっちだから」

駅が近づき、男子二人はまたなと終綴に手を振った。

「うん、私はこれから用事あるからまたね」

住宅街の方に歩いていく終綴。

誰かに会うのかそれとも早く家に帰らねばならないのか。
送ろうか、と言い出しかけた2人はしかしそれをやめる。

先程家庭の事情に関して踏み込みすぎたと後ろめたく思っているせいで、そのようなことはできなかった。

じゃあまた明日。


そう言って二人と別れ、

クラスメイトが見えなくなってから終綴は、


ふわり



その場から消えた。





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