• テキストサイズ

水面下の梟【ヒロアカ】

第10章 灯る闇は光のように眩く



緑谷が動き出したのを見て、終綴はその場を去った。

​───動けたということは、ヒーロー殺しの個性は"一時的に相手の動きを封じる"もの。
​───それなら、飯田も動けるようになる。

​───緑谷が最初に動けるようになったということは、何かの条件によって個性の効果が違う…不確定要素ということ。

​───それで且つ多対一なら、相手の個性的にも、こちらに分があるからね。

さてこれからどうしようか、と場を離れながら考えていると


キエエエエエエ


耳障りな声が、終綴の鼓膜を震わせた。

​───脳無!?
​───もしそうなら丁度良い、戦っていたから轟の元にたどり着けなかったと言い訳ができる。

ス、と辺りに意識を集中させる。

​───7時の方向。

確認すると共に、終綴の姿はふわりと消えた。


/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp