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君たちはこの壁を超えることができるのだろうか?

第2章 わらったモノクマは…


ドカンっ!!
急に爆発音がした。そして直立したモノクマから煙幕が出て視界が遮られる。

そしてその煙幕から出てきたのは…

「久しぶりだなぁ!」

「お、大和田くん!!」

いつも着ていたはずの、長ランは真ん中から白黒に別れたようになっていて、あの時の大和田くんとは違う雰囲気がでている

「やっと俺様が舞台に出れたぜ…おめーら気づかなすぎるだろっ!!」

「なんで? なんでこいつが生きてるのっ!?なんでこいつが黒幕なの!?こいつが黒幕だとしたら、石丸くんが殺されるのもわかってたはずだよっ!!」

「僕のことを呼んだかい?」

!?

声のしたエレベーターの方を見ると扉の空いたエレベーターの中にはあの時死んでいたはずの石丸くんがきょとんとした顔でこちらを見ていた。
石丸くんは大和田くんと衣装同じように白黒のモノトーンの制服を着ている。


突然のことにみんなは口があいて声が出なかった

「ダメだろ兄弟!!今出ちゃ、シナリオ通りにならねぇだろ?」

「すまない…名前が呼ばれたもので…」

「まあ、ほかの奴らがすげえ顔してるのが見れてるからいいかっ」


「朝比奈くんどうしたんだい?僕のことを呼んだのにそんな顔をして??」

「兄弟…いまはこいつらに何言っても帰ってこねぇぜ。」

「そおか…せっかく諸君に久しぶりに会えると思っていたのだが…」


「…どうして石丸くんが!?」

霧切さんが口火を切った

「そっそうだべ!なんで石丸っちが生きてるべ!」


「ああ。あの死体か。あれは簡単だったぞ!なんてったってある魔法を使ったんだからな!」

「ま、魔法?これは…ファンタジー小説なんかじゃないのよっ…」

「こらこら兄弟…まだそれは言っちゃダメなやつだぜ…」

「あ、そっか!僕としたことが…」

「せっかくいいところなのに、台無しだぜ…」

「では仕切り直してっ」

「超高校級の暴走族、大和田紋土」
「超高校級の風紀委員、石丸清多夏」
「改め、二人揃って…」
「「〝超高校級の絶望ブラザーズ!!〟」」

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