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降谷零、部下に恋をする。

第2章 はじめまして


柚鈴「初めまして!本日より公安部に配属になりました、財前柚鈴です!よろしくお願いします。」
真新しいスーツを身に纏って緊張しながらこの場所でした挨拶。

あれから2年、、
川島「つっかれたぁぁ」
柚鈴「健ちゃんうるさい」
川島「だってさもう二徹目だぞ?書類とにらめっこで腰はバキバキ目は霞むしそろそろ寝てぇよ!」
柚鈴「仮眠室、今空いてるよ?」
川島「仮眠室のベッド簡易だから硬いし全然ねれないんだよなぁ」
そう言って机に項垂れてるのが同期の健ちゃんこと川島健志。

風見「川島。我々公安部は国家機密の案件を扱っているのだからもう少し集中しろ。できないようなら少し休憩してこい。」
川島「げ、風見さん」
少し前に出て行った風見さんがドサっと新たに持ってきた資料の山を健ちゃんの机の上に置く。
それを見た健ちゃんの顔はサーっと青くなり再び書類とにらめっこ。
休憩しろとか言いつつ次から次へと仕事を持ってくる風見さんは鬼だと思う。
どんまい。そう思いながら私も書類に目を戻す。

それから数時間、そんなに長く集中力が続くわけもなく睡魔が襲ってくる。
夜中の2時。
今夜も帰れそうにないなと覚悟しながら睡魔に勝つためコーヒーを買いに自販機に向かう。

?「あぁ、分かった。こちらも捜査が進み次第追って連絡する。」
柚鈴「降谷さんお疲れ様です。」
降谷「財前か。おつかれ。」

自販機の前に設置された椅子に座りコーヒー片手に電話をしていた上司の降谷さん
オフィスにいることはほとんどなく現場という名目が書かれたマグネットがホワイトボードに印字してある降谷さんの名前の隣に貼ってあることが多い。正直謎が多い人。
柚鈴「お仕事、大変そうですね」
降谷「それはお前もだろ。目の下のクマすごいぞ」
私の顔を見てフッと笑う。
ハッとして目の下を触る。
そういえば今回の案件は確かに大変で徹夜続きなのはいつものことながらいつも以上に寝れていないのは確かだ。
降谷「まぁ、風見のせいで休憩できていないのだろう。今やってる案件が終わればお前は一回帰れ。出社するのも昼過ぎでいいから。」
そう言って私の手にコーヒーを置いて
降谷「それまだ飲んでないから」
振り向かずに手を振ってスタスタと歩いて行く。
柚鈴「あ、ありがとうございます。」
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