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降谷零、部下に恋をする。

第4章 名もなきこの気持ち


昨日の夜安室さんから
"今日はポアロに来てくださってありがとうござます!無事におうちに帰れましたか?またいつでも来てください!"
と律儀に連絡が来た。
普通に返信したらいいだけなのになんて返したらいいか分からなくて未だに返していない。

降谷「しゃーしかったい」
柚鈴「え?」
降谷「だったっけ?」
振り向くと降谷さんが立っていた。
柚鈴「あ、、すみません。」
降谷「恋の病か?」
柚鈴「いや、、ちょっと気になる人がいて、、気になるって言ってもまだ2回しか会ったことないしただの喫茶店の店員さんなんですけどね、、」
降谷「え、、?」
柚鈴「あ、いえ。すみません、降谷さんにこんなこと言って、、。」
降谷「いや、構わない。」
柚鈴「降谷さんってご兄弟とかいらっしゃいますか、、?」
この前は安室さんにはぐらかされただけかも知れないなんて思って聞いてみる。
降谷「兄弟?いや、いないけど、、」
柚鈴「ですよね〜」
嘘つく必要なかもんね、、
そうボソッとつぶやく。
降谷「なんか、いいな」
柚鈴「え?」
降谷「財前が方言使ってるの。なんか素になったっていうか心許してもらえた気がする。」
柚鈴「降谷さん、、」
なんだかどきっとした。
"柚鈴さんの方言、もっと聞きたいです"
そう言った安室さんと降谷さんが重なる。
降谷「ふは、なんて顔してるんだ」
そう笑って私の頭を撫でる降谷さん。
フワッと香る甘い香り。
あれ、この香り、、、
ぐいっと降谷さんに近づいてクンクン匂いを嗅ぐ。
降谷「え、ちょ、財前?」
柚鈴「おんなじ香りだ、、」

風見「すみません、降谷さ、、、ん。」
突然やってきた風間さんにハッとして急いで降谷さんから離れる。
風見「すみません、邪魔をしました。出直してきます。」
柚鈴「え、いや、違います!誤解です。」
やってしまった、、
柚鈴「あの、、降谷さん」
降谷「大丈夫だ。風見には俺から言っておく。じゃあ俺はもう行くから財前はもう少し休憩しとけ。」
そう言ってオフィスに戻って行く降谷さん。
降谷さんの香水の匂い、安室さんと一緒だった。
身長も同じくらいだし顔も一緒、肌の色も髪の色も、、
共通点が多すぎやしないか、、、?
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