第2章 中編 古代都市シャンドラ
今まで色んな未来を見てきた。
明日、一週間後、一か月後、一年後、十年後。
どんな先の未来でも、見えない物はなかった。
そして外れることもなかった。
だけど
シャンクスとの未来だけは、どうしても見ることが出来なかった。
1年先、10年先、50年先、100年先。
どれほど先を見ても、私とシャンクスが共に暮らしている未来を、見ることができなかった。
シャンクスに関する未来だけ、ノイズが掛かったように見えないのだ。
未来を見たとしても、当たらない。
それをここ最近実感していた。
だから今回も、当たらなければいい…そう思った。