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炎の魔女【FF編】

第3章 EPISODE 1







「俺、サッカーやめるよ」



















彼のその一言は私を驚かすには十分すぎる言葉だった。




でもその反面、何となく、彼がそうした理由もわかった気がした。



「それってもしかして、夕香ちゃんの事故が原因?」

「っ!」


やっぱりそうか。




あの時、もしも私の手が


_____
_________
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『夕香ちゃんっ!!!』


キキキィイイイイイイ


『『『逃げてぇ!!!』』』


ドンッ

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彼女に届いていたら....



「樹希」

ポンッと 修也に肩を叩かれビクッとする。

振り返ると修也は 「あの事故は樹希のせいではない」といって微笑む

でも やっぱり私の心は晴れない


でも サッカー辞めるって...本当にそれで夕香ちゃんは喜ぶのだろうか。


「修也、」

私はキッと修也の目をまっすぐと見る

「私もサッカー辞めるよ」


もしも修也がやめるのならば私も辞めよう。

「なっ、お前が辞める理由はどこにもないだろう!もしもあの事故が自分のせいだと思ってるいるのならあれは...」

「私のせいじゃない...でしょ?もう聞き飽きたよ。でもやっぱり罪悪感は残るの。このまま私だけサッカーするなんてそんなの嫌。」

「だが...」


「それに、''2人で1つ''でしょ?」

私はニコリと微笑む

修也はやっぱり納得いかないような表情をしていたが、はぁ、とため息を付くと 好きにしろと言って背を向けて歩き出した。





「好きにするさ、味方兵士(修也)がいないフィールドはジャンヌ(私)の望む最高の指揮は取れない。」











父さんに連絡しないとなぁ


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