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【ヒロアカ】ガーネットの瞳

第3章 戦闘訓練!


放課後______

緑谷が保健室から教室に戻ってくると、クラスメイト達が彼を囲んだ。

「何喋ってっか分かんなかったけど、熱かったぜおめー!」

「よく避けたよー!」

「1戦目であんなの見せられちまったから俺らも力入っちまったぜ!」

「あ、ありがとう……」

クラスメイトからの称賛の嵐に、緑谷は顔を赤くして答えた。

(確かにアレはすごかった。 幼馴染だからこそ、あそこまで読み合いが出来たのかな……)

舞依は思う。

「熱いと言えば神宮寺も良かったよな!」

「それそれ!」

「あの咄嗟の判断力! すげーな!」

「______え」

思いがけない自分への言葉に、舞依の目は丸くなる。 切島鋭児郎,芦戸三奈,砂藤力道が、それぞれ彼女に自己紹介をした。

「ケロ……流石ね」

それまで黙って聞いていた蛙吹は、笑顔で舞依の手を握った。

「ありがとう……」

嬉しい言葉に、顔が赤くなる。 目のやり場に困って視線を彷徨わせると、また轟と目が合った。 すぐに逸らされてしまったが。

(仲良くなれたら良いな……)

冷たい瞳をした彼を見ては、舞依はそんなことを思った。





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