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【ヒロアカ】自己犠牲ヒーロー

第8章 犬猿の仲


「戻ったんじゃこりゃ!」
「うーわー」

2階から戻ってきた烈怒頼雄斗と、彼に連れ戻されたもう1人のヒーローが1階に着くと

「あはははははははははははははは!!!」

狂った笑い声を敵(ヴィラン)が発する。

「ああもう!私の楽園が台無しだわあ!!」

シェイドは顔を顰め、その他のヒーロー達は呆然とした。まだ起き上がらないチャージズマは、きっとタイミングを見計らっている。

「全部アンタのせい!!影の分際で人助けなんかするんだから!!!」

敵(ヴィラン)の目の焦点は何処にも合わず、ただただ狂い叫ぶ。

「ねえねえはやく死んでよ!!!世の為人の為に死ぬのがアンタの夢でしょう?そうでしょう?そうでしょ!そうじゃなくっちゃ!」

シェイドの顔が曇る。
デクは表情の変化に気付けても今かける言葉は見当たらない。

「私の言う事は絶対!私が正しい!私が法律!私が全て!さあ!はやく死んでよ!そうすれば!あの人は帰ってくる!」

シェイドの目に光が宿る。迷いが消え、希望を持った目。
瞬間、発砲した。
デクが止めに入る前に、シェイドは持っていた銃で敵に発砲した。
しかしそれは、彼の手榴弾の籠手にめり込んだ。

「あはははははははははは!!!外してやんの外してやんの!!!あはははははははは!!」
「ゲラゲラ笑ってんじゃねぇよ!!笑い上戸か!新生児か!」

シェイドを煽る敵を“かっちゃん”は爆破する。
その隙に、チャージズマは起き上がって

「何なんだこいつは。さっきまでと態度が全然違う」

シェイドは一呼吸置いて、口を開く。


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