第1章 1章 逃げるなら容赦はしない
あっ........あああっ
体が動かない、思考がぶっつりと途切れてしまった
かのように何もわからない
っつ...........うっ.....あっ!
はーっ、はーっ、と呼吸がまるで自由に
効かない
酸欠、そんな雰囲気と言ってもいい
太宰「彩夏、気持ち良さに喘いでくれるのは
嬉しいけどね、
呼吸がおろそかになってるよ。」ニコッ
ふっ.......あっ
自由にならない脳内で太宰の言葉が反復する
自身の行動に恥ずかしさのあまり、
せめてもの行動で顔を逸らした
その際に中を痛いほどに締め付けたのを
太宰が気づかないはずがない
中也「(...........絶対、気づいてねえんだろうな
そんな耳まで真っ赤になって.......)」
太宰「.....(誘ってくれるじゃないか.....
ねえ? 彩夏?)」
『.....も、やあっ』
太宰「...ふふふ。君は本当に
......私たちの理性を外すのが得意だね」
ゆっくりと押し上げて太宰の象徴が
中を突き進んだ