第1章 一松くん、出会う。
日付が変わった。
だけどすぐに返事。
…何時まで起きてんだろ、こいつ。
俺みたいなクソニートと違ってこいつは社会に出てちゃんと仕事してる。
[ ねぇ、俺みたいなクソニート構う暇あんの。 ]
[ 明日も仕事なんじゃないの。 ]
そう送ると、すぐに既読がついて
その後すぐに返事が来た。
[ あ…一松くんと話すの夢中で寝ること忘れてた(^_^;) ]
[ 気遣ってくれてありがと、今日は寝るね。おやすみ! ]
その文の後に投げちゅーしてるスタンプを送ってきた。
…違う違う。
勘違いしそうになるけど、こんな顔面整ってる奴だ
色んな男にこんなこと言ってるはず。
そう考えるけど、
でも話しているとそんなことできそうな器用な人間ではなさそう。
…無意識でこんなんだったら、
まじ罪深い女。
「可愛い…、」
お「ん?どうしたー一松」
「…べつに」
お「沢胸エリカ様かよ!」
口、滑ってた。あぶな。