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一松くんと私。 ( R-15 )

第1章 一松くん、出会う。


一松 side









あ、れ。






いつも俺が猫と戯れる公園にきたら、

見知らぬスーツを着た女が1人いた。







だれ…こいつ。








「ん~可愛いねぇ、きみ」






その女が撫でていたのは、

俺の一番のお気に入りの三毛猫だった。






あいつ、俺以外懐かないのに。









「…ん?」





俺の来た事に気づいたのか、その猫は俺のとこに来た。

その瞬間、その女はこっちをみた。






「あ…ごめんなさい、あなたの猫でしたか?」





振り返った瞬間、ドキッとした。


うわ、めちゃくちゃタイプなんだけど。





茶髪のサラサラな髪が靡いた瞬間、

かすかに石鹸のにおいがした。




…ひさびさにこんな可愛い女みた。







「いや…俺の猫じゃ、ないけど。」

「そうなの?でもその猫ちゃん、凄い懐いてますね。」







ニコ、と清楚で綺麗な笑顔を見せた。











これが、俺の一目惚れの瞬間だった。
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