第2章 優しく、触れて。 【茅ヶ崎至】
翌日
上司1「茅ヶ崎、午後外回り頼んでもいいか?」
「あ、はい」
上司1「立花も連れて行ってくれないか?
あいつ、外回りしたことないからさ。茅ヶ崎なら安心できるしな」
「!!わ、わかりました」
まじか。キタコレ
『茅ヶ崎さん、よろしくお願いしますね!』
「んー、よろしく」
外回り面倒とか思ってたけど立花いるしもう最高。今日のノルマは低めだし終わったらサボろっと。
『今日のノルマってどのくらいですか?』
「えっとねー、こんくらい」
手の指で少しとあらわすと立花はクスリと笑った。
『それじゃわかんないですよ?
あ、少しってことですか?』
「あはは、ノルマが少し、っておかしくない? 低めってことだよ」
『あ、じゃあすぐ終わりますね!』
「んーどうかな
今日の外回り先の相手けっこうガード硬いから」
『茅ヶ崎さんがいれば大丈夫ですよ!』
「えー、この前俺が行ったら断られたんだよなぁ。」
そう、今日の外回り先の相手は30代男。
相手が女なら俺の顔とその他いろいろでなんとかノルマはクリアできんだけど今日はなぁ・・・。。。
取引相手「お願いするよ!」
『ほ、ほんとですか!』
うわー、まじか。
やっぱ男だな。かわいい女の子に頼まれちゃったらそりゃあ断れないよな。ましてや立花だし。
「ありがとうございます」
『思ったより早く終わっちゃいましたね』
「ほんとな。
どーする? あ、カフェ行こうよ」
『か、カフェ、ですか?
でも行っても平気なんですか・・・?』
「へーきだろ
もうノルマクリアしてるし。」
『そ、そうですか?』
「いこいこ」
立花を促し、近くのカフェへ入店した。