第2章 優しく、触れて。 【茅ヶ崎至】
上司1「茅ヶ崎、これ頼むな」
「あ、はーい」
上司2「茅ヶ崎、悪いけど今日接待行ってくれないか?行く予定だった奴が風邪ひいてな・・・」
「わ、わかりました」
上司2「悪いな、頼む」
あー最悪。
今日19時から限定クエあんのに。うざすぎ。
風邪ひくとかないだろ、体調管理しっかりしとけよ。
『茅ヶ崎さん!』
「!」
『接待、頼まれちゃったんですか?』
「あはは、まぁね」
『大変ですね・・・頑張ってくださいね』
あぁ、癒し。めっちゃかわいい。
この子は俺と同じ部署の部下。
「あ、立花」
『はい!な、なんですか?』
手招きし、近くまで立花を来させる。
肩を引っ張り、ぐいっと引き寄せて指を髪に絡ませた。
『・・・な、・・・』
「ゴミ、ついてるよ」
『あ、・・・さ、さっき倉庫行ったからかもしれません!あ、のありがとうございます』
顔真っ赤。やっぱりかわいい。