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【文スト×リボーン】一人の苦しみと話せない話【森鴎外】

第1章 第1話___森鴎外の記憶の欠片_____


エリスside
リンタロウの引き出しの中には沢山の宝石がある
何処から持ってきてるのかしら
見せてはくれないのかしら
私はリンタロウの異能だとしても今のように沢山出てた訳じゃない
それにリンタロウの子供の時のは何一つ知らない
だから気になるの
夜になってリンタロウが寝たことを確認して
部屋に入ったの
物音を立てないように
「スゥスゥッ」
ぐっすりと寝てるリンタロウの近くに宝石があった
黄色だった
ふつうにみたら唯の宝石だけど
中に何かが映ってた
中を見ると小さい頃のリンタロウが映ってた
隅で一人座っている、細いリンタロウが
まだ、分からない事が沢山あるわ
宝石の中の記憶は切れた
リンタロウには悪いけど貰うわ
リンタロウの顔を覗き込むと本当に中年なのか分からないくらいおさない寝顔なの
リンタロウはたまに泣くことがある
声を殺して泣いてしまう
けどけして誰にもいわないの
ねぇリンタロウ?
あなたはたっくさんの部下に愛されてるのよ?
何を怖がってるの?
どんなことでもいいの
私たちに話して
あなたからいってくれるのを待ってるのよ
可愛そうなリンタロウ、あなたは一人じゃないわ
私も居るのよ?
一人で隠さないでちょうだい
誰もリンタロウのこと嫌わないわ
皆、あなたを愛してるでしょ?
あなたは皆を大切にしてるでしょ?
「ねぇ、私の可愛いリンタロウ、一人で泣いたりしないでちょうだい」
話してくれるまで待つわ
私も寝よう
「お休み、私の可愛いリンタロウ」
そういって私は自分の部屋に戻ったわ

エリスside終了
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