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【文スト×リボーン】一人の苦しみと話せない話【森鴎外】

第1章 第1話___森鴎外の記憶の欠片_____


鴎外side
ずっと解らなかった
私の部下は幼少期から居る子も居る
けど、彼等は何もないのに嬉しそうに話す

私の過去の話を少しだけしよう
私はモルモットと言う実験台だった
痛がっても痛がっても実験は続けられる
苦しかった
神様は平等かと聞かれたら答えれるだろう
神様なんて居ないって
神様が居るのなら私はモルモットではないだろう
だから、神様なんて居ない
初めて人を殺したのは逃げるときだった
植え付けられた力を使って研究者を殺した...
不思議と怖くなかった
親の顔など知らない、愛と云うのもよく解らない、どういう物だろう
モルモットだから愛される必要なんて無かった
愛情なんて貰った記憶なんて無い


或る日、私の近くに1つの欠片が落ちていた
何なのか解らなかった
青色で綺麗だった
エリスちゃんの瞳とそっくりだと思った
中には私の過去が少しだけ映っていた
それは記憶に無いものだった
解らない物だった
だから、引き出しに隠しといた
次の日はピンク、そのまた次の日は黄色そのまた次の日は赤、そのまた次の日は紫、そのまた次の日は緑、そのまた次の日は藍色、そのまた次の日は紺だった
何の意味を示しているのか解らなかった
だけど、全て私の過去の記憶がある
何で?
気付いたら引き出しの中には虹色になっていた
綺麗だった
捨てたら良いのかも知れないけど捨てれなかった、全て私の過去だから
鴎外side終了
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