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イケメン戦国【秘密の花園】

第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18




「くす、ごめん。あ… そうだ。明日、俺を信長様に会わせて貰えるかな」

「信長様に?」

「きちんと挨拶して、君とのお付き合いを許してもらう」

「え!ほ、本当? 後日 私から言おうと思ってたんだけど……」

「いや、俺から言う。君は心配しないで ただ側に居てくれたらいい」

「うーん…… 信長様、許してくれくれるかなぁ」

「納得してくれるまでちゃんと話すよ」

「でも もし途中で信長様が怒って佐助くんに何かあったら…」

「攻撃されたら全力で迎え討つけど、どうしても勝てなさそうな時は君を攫って逃げる」

「っ!お、追いかけて来たら?」

「信長様が諦めるまで どこまでも逃げ続ける」

「どこまでも!?」

「うん… どこまでも………」


莉菜さんと二人でなら、地の果てまで行ってみるのもいいかも知れない。

そんなことを考えながら畳の上でグシャグシャに丸まってた掛け布団を手繰り寄せ、

莉菜さんの身体を包むように掛けた。

掛け布団ごと抱き締めてマッタリしてると、だんだん心地良い眠気に襲われる。


「…………」


「佐助くん…… 寒くない?」


「ん…?大丈夫、君が温かいから」


「風邪引かないでね」


「ああ、ありがとう……」


汗をかいたし、気持ち悪いだろうからもう一度 風呂を勧めようと思ってたけど……

昨夜の睡眠不足と気の緩みとが重なり、

そのまま深い眠りに落ちていった。

一晩中、莉菜さんの香りと温もりに包まれながら……ーーー


………

………


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