第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
しかしながら…ーーー
趣味や研究にしか興味が無かった自分に、愛の言葉を囁く日が訪れるとは思いもしなかったな。
うちの両親が聞いたら泣いて喜ぶに違いない。
ワームホールで偶然 飛ばされたこの戦乱の世で、まさかここまで愛し愛される相手と巡り会えるなんて……
莉菜さん、
これからもずっと、君と共に生きて行きたい。
いつか元の時代に帰れたその時には…ーーー
「莉菜さん、」
「んー?」
「……何でもない」
「なぁに? 気になる〜」
……この続きはまた、別の機会に。