• テキストサイズ

イケメン戦国【秘密の花園】

第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18




改めて横に寄り添い、ギュウ… と抱き締める。


「ありがとう、本当に。身体、平気?」


額にキスをして、かなりの負担だったであろう莉菜さんを労った。


「ん… ごめんね… いっぱい引っ掻いちゃって……」

「?」


謝られて初めて気付いたけど、

よく見ると背中だけじゃなく俺の身体の至る所に引っ掻き傷がある。


「いや、俺は全然。でも君には だいぶ無理をさせたかもしれない…」

「…ううん」


莉菜さんが小さく返事をして俺に すり寄る。


「俺のこと嫌いになってない?」

「え、なってないよ! どうして?」

「さっき あんな事やこんな事をしたから、嫌われてないか心配で」

「ふふっ 大丈夫。どちらかと言うと、もっと大好きになっちゃった」

「…………俺もだ」


もう一度グッと引き寄せ、


「莉菜さん… 愛してる」


心を込めて、気持ちを伝えた。


莉菜さんは 少し驚いた様子で俺を見上げてから


「…っ、私も… 大好……、あ、あいしてる………」


頬を真っ赤に染めて、そう返してくれた。


/ 304ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp