第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
(クプ… くちゅ…)
「あ… あぁ…っ」
指のハラで中を擦ると、莉菜さんが眉を寄せて艶っぽい声を出す。
「声、やっぱり可愛い。もっと聞かせて……」
なるべく冷静を心がけて表情や声の様子を観察し、
反応が良いポイントを見つけると、その位置を頭に叩き込んだ。
ひとしきり中を刺激したあと、愛液を掻き出すようにして指を抜く。
流れのまま割れ目の中心を下から上へと撫で上げ、愛液を纏わせた中指でクリトリス周りを一周して また穴へ戻った。
穴からクリトリスをヌルヌル往復していると、面白いほどに莉菜さんの息が上がってくる。
「や、あ…!はぁ、あぁん…ッ」
「っ……」
俺もつられて呼吸数 及び 心拍数が増えてきた。
たまらず自分の濡れた先端を莉菜さんの腰になすり付け、快感を得る。
「…ここが一番気持ちいい?」
「あ、んッ… ぅ、うんっ…」
「だろうな、すごく膨らんできてる」
「嘘…っ」
「自分で触ってみる?」
「や、やだ… 佐助くんに、触って… 欲し……」
「俺?」
「んっ… ウン」
「……了解。じゃあ… ちょっと ごめん」
俺は莉菜さんの頭の下から腕を抜き、ゴソゴソ移動し始めた。