第13章 今夜は朝まで離さない／後編／Ｒ１８

「もう少しだけ足、開けるかな」

「えっ…！ええぇ！？」


布団の下の方、

つまり莉菜さんの足元から声をかけると、莉菜さんが自分の肘を支えに身体を起こす。

そして俺のいる位置を確認するや否や、驚きの声をあげた。


「あっ、待っ！」


股間に顔を埋めようとする俺を見て、かなり狼狽えているようだ。


「駄目？」

「だって！汚いよ、そんなとこ……っ」

「大丈夫、汚くない」

「それに恥ずかしいっ…！」

「でもさっき、俺に触って欲しいって……」

「それはっ… そう、だけど、…あッ！」


………ごめん、莉菜さん。

ここは少々 強引に行かせてもらう。

莉菜さんの抵抗を ほんの少しだけ押し切って、内腿を押さえ付けた。


(じゅる！)


股が開くと同時に顔を埋め、愛液の湧き出る泉に吸い付く。


「ッ！あ………！！」


(じゅるっ、ちゅるちゅる… チュッ！)


「や、だぁ！あぁっ」


『ヤダ』と言ってるようにも聞こえるけど、空耳だと思いながら吸い続ける。


(じゅる、ズズッ)


「やだやだ、もぅ…！ぁ、あぁ」

「…………」


今度は確実に『ヤダ』と聞こえたような。

しかも内腿を閉じようとして、身体に力が入ってる。

この『ヤダ』は、嫌よ嫌よも好きのうちの『ヤダ』なのか、本当に嫌の『ヤダ』なのか…

見極めが とても重要だ。


「…ちゅっ」


とりあえず愛液に吸い付くのは止め、代わりにクリトリスを啄ばんでみると…ーーー