第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
「スベスベだな」
「待っ… ん…!」
何か言いかけたのをキスで遮る。
一方で 手の動きは『撫でる』から『揉む』に変え、尻の肉を荒々しく鷲掴みにした。
「んんっ!」
「莉菜さん、もっと」
口の中深くまで舌を入れ 唾液を送り込む。
莉菜さんは俺の舌の動きに応えようと必死だ。
「ふ…、さ、さふへふ…!」
浴衣を強く掴まれて、やっと尻と唇を解放する。
「はぁ、はぁ、……ごめん、体勢 苦しくない?」
「う、ん… 大、丈夫……」
大丈夫とは言っても、肩で大きく息をしている。
興奮任せに貪ってしまうと早々に疲れさせてしまいそうだな。
少し自重しよう……
と、ボンヤリと考えていると、
「佐助くん…」
「…? どうし……」
「全部、見て」
「えっ」
…!
次の瞬間…ーーー
莉菜さんは自ら甚平を脱ぎ落としていた。
何が起こったのかと、畳の上に無造作に落ちている甚平を凝視してしまう。
そこからゆっくり、上へ上へと視線を上げて行くと
莉菜さんの潤んだ瞳と目が合い、しばらく見つめ合った。
「莉菜… さん………」
「…………」
頬を赤らめ恥ずかしそうに立つ莉菜さんの裸体を、穴が空くほど見る。
橙色の仄かな明かりの中に浮かぶ、傷ひとつない美しい肌。
小振りながらもハリのある、お椀をひっくり返したような形の艶めかしい乳房。
そして…
大事な部分を隠している、薄っすらとナチュラルに生えたアンダーヘア…ーーー