第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
「んー。でも私… やっぱり気にしない」
何か結論が出たのか、莉菜さんの眉間のシワがスッと消えて無くなった。
「お互いの過去があってこそ今 私たちは一緒に居られてるわけだから… ヤキモチ妬くくらいなら、もっと佐助くんに相応しい存在になれるように自分が頑張ればいいかな」
「…!」
君は本当に。
どこまで俺を のめり込ませれば気が済むんだ。
相応しいどころか、君はもう俺にとって……ーーー
「莉菜さん!」
「あっ、」
我慢できずに、細い身体を引き寄せた。
「好きだ…… 大好きだ」
「ん… 私も、大好き…」
強く抱きしめて背中を摩る。
莉菜さんも俺の背中に腕を回し、抱きしめ返してくれた。
ギュウギュウ抱き合ってるだけでも気持ちが高ぶってくる。
俺は背中側から甚平の裾をたくし上げ、想像通り何も履いていなかった莉菜さんの尻を直に撫で始めた。
(スルッ)
尻の丸みのある部分を手の指先で円を描くように撫でる。
「っ…!」
今 触れてるのは 紛れもなく莉菜さんの生尻だ。
あんな丈の短い甚平の下に本当に何も履いてなかったとは…
分かってはいたものの、いざこうして目の当たりにすると興奮を抑え切れない。